AO入試の仕組みについて
AO入試は「学びたい」意欲が重視されます。頭文字の「AO」はアドミッションズ・オフ椅子の略です。直訳すると入学事務所の事。アドミッションオフィスには留学生入学を専門に行うインターナショナルアドミッションオフィス、大学院生の入学を扱うグラデュエートアドミッションオフィスがあります。日本のように一斉入試がないアメリカ合衆国では一般的な入学方法。入学事務所がじっくり時間をかけて、入学希望者をさまざまな角度から見て審査します。
今までのAO入試では、学力試験を問いませんでした。入学する本人の学力意識や熱意を優先していたからです。しかし、2020年からは、その大学にふさわしい学力があるのか試します。造像性や主体性を重んじる方向に試験内容が変わるため、学生の質の向上が期待されています。
AO入試の選考基準
学校から推薦状が必要ないAO入試。推薦入試では高校での実績と人物評価を総合して決まっていた合否。AO入試では大学の学部ごとで求める学生像に合う人物を独自選考します。
なので、入学する学部によって審査するポイントはバラバラです。
同じ大学でも文学部では、英語で勉強する強い意志を持つもの、経済学部では、経済学。経理学・会計学に対して独自の問題点を発見し解決できる目的意識と学習意欲の強いもの、理工学部では、最新の科学技術や社会の動向に強い関心を持ち、さまざまな視点を取り入れ、創造的にもの事を俯瞰できるものなど、同じ大学でも入学する学部で選考内容が大きく異なります。AO入試の内容を年毎変更する大学もあるなど、志望校を常に研究する必要があります。
AO入試対策のポイント
AO入試では、面接が必ず課されます。そのため面接対策をする事が必須です。議論する際の方法を必ず学びましょう。面接では以下の4つの点を意識しましょう。
結論をまず述べる
志望理由と違い、面接は口頭での表現になります。とにかくわかりやすい表現にする事が必須。そのために志望した理由を先に述べるクセをつけましょう。
志望校に対するアツイ想いを語る
AO入試では面接官に「この大学じゃなくてもいいよね」といわれたらアウトです。志望校でしかできない事を熱く面接官に伝えましょう。
実績の解除に関する質問
高校生活の中で、一生懸命頑張った事を面接官は質問してくるでしょう。実績自体は書類にすでに記載してあるので、どれだけの熱意を持って行動したのか面接官に伝えましょう。硬くならずリラックスして説明するのもポイントの一つです。
未来の事
AO入試では将来自分が何をしたいのか必ず質問されます。未来のなりたい自分を堂々と伝えましょう。
※AO入試は2020年から独自の学力テストも導入されます。